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フィリピン世界初クリプトバレー目指す

Global News Asia / 2018年8月29日 6時0分

カガヤン経済区庁 ラウル・ランビーノ長官・CEO(右)、ノアファンデ—ション アザム氏(左)【2018年8月28日・リッツカールトン東京で撮影】

 2018年8月28日、フィリピン・カガヤン州経済特区【CEZA】は、リッツカールトン東京で、仮想通貨ビジネスライセンスの事業説明会を開催した。

 「カガヤン州経済特区では、フィンテックで世界の中心地となるようなクリプトバレーを目指す」と、カガヤン経済区庁 ラウル・ランビーノ長官・CEOは力強く発表した。8月にドゥテルテ大統領もカガヤン州経済特区を訪れフィリピンは仮想通貨大国を目指す方針であると言及している。

 これを受け、CEZAには世界中からライセンスを取得したいと大手取引所からの問い合わせが殺到している状態だ。どの取引所がライセンス権を獲得できるか注目を集めている。

 今回の説明会には、フィリピンを代表する仮想通貨、ノアファンデーションのアザム氏もパネラーとして出席。

 アザム氏はスピーチの中で、ノアはCEZAと協力して、ノアを基軸通貨とする仮想通貨取引所をフィリピンカガヤン州経済特区【CEZA】に設立する事を発表。この発表を受けて会場は拍手に包まれた。

 ノアコインは世界Coinmarket Capランキング130位、10万人のホルダーを誇る。フィリピンOFW送金手数料の問題を解決するため2016年に開発されたコイン。ノアが今後自社で取引所を持つ事によるコイン価値上昇の可能性も高く、事業の発展にも大きな広がりを見せるだろうと期待が寄せられている。

 既にスイスには、仮想通貨にとても寛容なクリプトバレーと呼ばれる地域があり、CEZAは、アジア初の世界のクリプトバレーとして発展し、フィリピン成長戦略の一つとして仮想通貨大国フィリピンの成功が、世界中から注目されている。
【編集 : KH】

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